東急SレイエスFC

R-epresent History

~レイエスの過去、現在、未来を~

【VOL.6】鬼木 祐輔

 

 鬼木 祐輔

(Yusuke Oniki)

 

1983年8月24日生

 

       ◆フットボールスタイリスト

       ◆長友佑都選手のパーソナルコーチ

 

【指導歴】

TOKYU S Reyes FC

松商学園サッカー部

FC福生

FC府中ジュニアユース

Suerte Juniors 横浜

Fリーグ U23選抜

京都精華女子高校サッカー部

ソーニョFC掛川

バニーズ京都SC

明治大学体育会サッカー部

 

 2005年より、TOKYU S Reyes FC(現 東急SレイエスFC)のフィジカルコーチとして東急スポーツシステム株式会社での指導をスタート。レイエスイズムの構築に貢献した一人。

 

 その情熱と選手たちへの熱心なアプローチはチームの躍進へとつながった。

プレーに関わる独自の視点を持ち、体づくりや動きづくりの中にボールとのつながりや思考の捉えどころを探求し発信し続けている。

 
 2011年シーズンより松商学園高校サッカー部や、レペゼンヒストリーvol.2に登場した遠藤武将氏が代表を務めるFC福生でも指導を開始。        
      
2013年よりFC府中ジュニアユース、Suerte Juniors 横浜でも指導。

 

 2014年には、FリーグU23選抜にスタッフとして参加し、代表クラスの選手たちと共に活動した経験を持つ。 

同シーズンより、京都精華女子高校サッカー部、ソーニョFC掛川、2015年からのバニーズ京都SC、2016年シーズンは明治大学体育会サッカー部でも指導。様々なカテゴリーを受け持って活躍。

 

 現在はFC東京所属し日本代表の長友佑都選手のパーソナルコーチを務め、イタリアやトルコ、フランスにも渡りサポートを継続している。

 

【1】TSS在籍時のレイエスについて

TSS(東急スポーツシステム株式会社)で勤務されていた時のクラブの見え方や感じていたこと、印象的な出来事などがありましたら教えていただけますか?

 

 僕が加入した2005年はレイエスもロスレイエスからTOKYU S Reyes FCに変わった次の年で僕自身も初めて担当したチームでしたので、レイエスと一緒に成長していった(させてもらった)と思っています。

 

 当時は在籍していた選手やコーチ陣とともに「何かを成し遂げてやろう!」というギラギラした野心みたいなものに引き動かされるように活動していたと思います。

そういった全てのもが今の僕の活動に繋がっていると思うので、僕の原点はレイエスです。

 

 いろんな思い出はありますが、印象的なのは【2007年のクラブユース予選でベルマーレオエステ戦】でしょうか。

 ※ベルマーレオエステ(現ベルマーレWEST)

 

 他にも挙げられないくらい思い出はありますが、今尚フットボールで何かを追求し続ける土台を作ってくれたのはあの試合があったからだと思っているので、その時の選手たちと絶対オエステの山だけは引いちゃダメって言っていたのに、見事オエステの山を引いてくれた阪本コーチのくじ運には感謝しています。笑

 

【2】客観的にみたレイエス

TSS(東急スポーツシステム株式会社)を離れてみてクラブや会社の見方が変わった部分や、魅力的に感じた部分があれば教えていただけますか?

 

 在籍当時からいいクラブだなと思っていたので、改めてというと難しいのですが…

やはりレイエスに関わる人たちが魅力的だというところではないでしょうか?

 

 立場上、いろいろなチーム・クラブに関わって来ましたが、スタッフとは毎日、顔を合わす度にフットボールについて語り合っていた記憶があります。

 

 スタッフが毎日のように同じ熱量でコミュニケーションを取れるのは稀な環境だと思います。

今尚、僕がたまに顔を出しても変わらずそういう輪に入れてもらえるのもありがたいです。

 

 また、僕が離れてからますますクラブの活動をサポートする体制が会社として整っているように見えます。

クラブの規模が大きくなっているのに各学年の担当コーチの他に、専門のスタッフもしっかり確保されており、たまに試合を観に行くとベンチにいるスタッフの数に驚かされます。

 

 これは街クラブではなかなかない仕組みだと思うので、ここまでくるのは大変だったと思いますが、時間をかけてより良い環境が作られて来たんだなと思います。

 

【3】今後のレイエスへ

今後、レイエスに期待することや、こういうところに力を入れたら良いのではないかという部分はございますか?

 

 今の選手たちは強くなったレイエスしか知らないと思いますが、元々レイエスは泥臭くひたすら頑張るというところが出発点だったと思うので、今の選手やレイエスを目指す選手たちは、レイエスにいれば、レイエスに入れば上手くなれると思わずに、それぞれがレイエスを通じて自分の可能性を少しでも広げていくんだという気概を持って日々を過ごしてもらいたいなと思います。その気持ちに応えてくれるスタッフたちがいると思うので。

 

 やはりこれだけ素晴らしい活動をしているので、卒業生がプロサッカー選手としてバリバリ活躍する姿も見てみたいなとは思います。

 

 トップチームが出来、卒業生が立派になって戻って来てくれているのでそれだけで嬉しいのですが、育成にこだわってるからこそ、そういうOBがいてくれるレイエスも見てみたいです。

 

2014年 スタッフと

【4】メッセージ

何かお知らせがございましたら教えてください。

 

 10月に書籍が出ます…。

 

 僕がこれまでフットボールに関わってきて、見てきた景色をまとめてあります。

 

 具体的な練習メニュー等は記載されていませんが、今までにないサッカー本だと自負しているので、今より少しでもよくなりたいと思っている選手指導者の方にぜひ読んでいただきたいと思っています。

 

2014年 スタッフと

 

サッカーいい選手の考え方 個とチームを強くする30の方法』【池田書店】

 https://www.amazon.co.jp/dp/4262166554/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_9YAQA68C40ERMP610JGF

 

よろしくお願いします。

 

 ~編集後記~

スタッフのひとりごと

 

 選手たちと熱く、また親身になって接する姿がとても印象的でした。卒団した後でも選手たちとのつながりが途切れない様子は、信頼感の高さを物語っていますね。

 

 ある夏のU-15で開催したBBQでの一コマ、どんな流れでそうなったのかは謎ですが、選手とのガチ相撲で両者どろだらけになって取り組んでいた姿は忘れません。笑

 

 「フットボールスタイリスト」という新たなジャンルを構築して進み、活躍の場を海外にまで広げていく姿に刺激を受けています。レイエスの出世頭の背中を私たちも追いかけ追い越せるようにがんばります!

 

 鬼木さん、今回は誠にありがとうございました。