『読者が思う薬局とは一味違った店内と店主の薬屋さん』サント薬局

2022年6月17日

 大通りからひとつ入った通りに看板を出す「サント薬局」。
 読者が思う薬局とは一味違った店内と店主。
 創業から現在に至るまでの日々に密着取材しました。

 店主の山浦さんに東急SレイエスFCトップチーム選手、天本匠海がお話をお伺いしました。

・あざみ野へ出店されたきっかけを教えてください。

 

山浦:もともと1969年に宮崎県の宮崎市という場所で父が創業しました。当時から割とお客さまには利用していただいていてお店も盛り上がっていたんです。ただ、当時は情報が来るまでにすごく時間がかかっていたので、創業者でもある父が「情報が最先端の東京でやろう」と言ったんです。私が生まれてすぐのことでした。そこから毎月物件探しの旅で東京から下り、ようやく見つけたのが田奈駅徒歩3分の物件でした。

 
天本:最初があざみ野ではなかったんですね。

 
山浦:そうです。今のあざみ野に移ったのも田奈でお店を営んでいる時にブルーラインがあざみ野まで来るらしいと噂を聞き、それで現在の店舗に新しく店舗を構えることにしたんです。私は当時、別の調剤薬局に勤務していたのですが、1991年にあざみ野に2店舗目を構えた後の1999年に家業に入りました。

 
天本:昔から継ぐことは視野に入れていたんですか?

 
山浦:そんなことはなかったんですよ(笑)私は小さい頃はおもちゃ屋になりたかったんです。ただ父が遠回しに継がせたいと言っていたことが半ば洗脳みたいになっていて、夢がなかった分当たり前かのように進路が理系へと向いていましたね。

 
天本:お子さんには継いでほしいと思いますか?

 

山浦:全く思ってないんです。むしろ私が何も夢がなかった分、いろんな世界を見てほしいと思っています。どうしても継ぎたいと言われても断るかな(笑)薬局だけど少し特殊だとも思っているんです。この仕事はある意味で職人だと思っています。

・薬局らしくないポップな内装ですがこだわりなどありますか。

 

山浦:薬局ではあるんですけどカウンセリングを通じての「食養生」であったり、「体質の改善」を得意としているお店なんです。だからこそ気軽に入ってもらいたいという思いもありますし、周りの目を気にされる方もいらっしゃると思い、あえて大通りの一本裏側にしたんです。人通りが多いところで体のことを気にしてるって思われたら入りづらくなりますよね?漢方も所詮薬なんです。薬を飲まれる方って大体、木で言うところの幹が細くなってしまっているんです。薬はあくまでもその先の枝葉にしか効きません。だから食べるものや習慣から変えて幹を太くさせてあげたいんです。

 
天本:私も花粉持ちで薬頼みになることがよくあります…

 
山浦:そういう方もよくいらっしゃいます。例えばラッキョウは疲労回復や皮膚・粘膜を守るなどの効果があるのでいいですよ。ラッキョウは匂いもそれほど気になりませんし。「五葷」と呼ばれるニラ・ニンニク・ラッキョウ・ノビル・ネギなどは体質を変えるのにオススメです。
 

天本:どんな方がお店にいらっしゃいますか?

 
山浦:年代や性別で言うと30代以降の女性が圧倒的に多いです。ただ面白いことに全員が自分のことでいらっしゃるとは限らないんです。お子さんのこと、旦那さんのこと、ご両親のことなど対象の方は様々ですが、家族の健康を守ると言う意味では奥様やお母様が多いですね。あとは「薬をもらっても治らないからなんとかしてくれ」と言う方も多いです。先ほど言った幹が細くなってしまっている方ですね。こう言う方はまさしく体質改善が必要になってきます。

 

・自社で商品を作られていますよね??

 

山浦:そうなんです。先程お薦めしたラッキョウから、全国を探してもここにしかない薬理作用が認められたくろず、ロングセラーのフォークリン紅茶(べにちゃ)など様々です。特にラッキョウの黒酢漬けはより効果を引き出すために蜂蜜も入れ作っています。とても食べやすいですしお酒なんかにもよく合います。

 
天本:(実際にいただきました!)とても美味しいです!ラッキョウは食わず嫌いしていたこともあったのでだいぶイメージ変わりました。
 

山浦:ラッキョウはカレーの付け合わせくらいのイメージしか最近ないですが、本当に良いものなんです。是非取り続けてみてください。
 

天本:「サンサンシステム』も気になるのですがどんなことされるんですか?
 

山浦:あれは父がアステラス製薬(当時山之内製薬)と協力して作った減量の個別指導のことです。入れ替わりも含めて実施中の方が大体20〜30人くらいいらっしゃいます。器具ややり方のアップデートも行いながら現在でも行っています。名前の由来は山浦の「サン」と山之内の「サン」でサンサンシステムです。
 

天本:サントの「サン」も山浦さんのお名前からですか?
 

山浦:そうなんです。もともと山浦の「山」と父の実家である都城市の「都」で「ヤマト」にしようとしたんです。ただヤマトになると別のイメージも持たれちゃうかと思って音読みで「サント」、カタカナにしたのも当時はカタカナの薬局があまりなかったからです。

 

・商店会はいつから入られているんですか。

 

山浦:実を言うとつい最近なんですよね。しかもこれと言った理由もなくて父から名実ともにいよいよ交代する時に新しい風を吹かせようと思って入ったくらいです。それまでは断る理由もなかったんですけど入る理由もなく時が経ったと言う感じになります。実際に入ると大変なことがたくさんで理事の皆様本当にご苦労様ですと言う思いでいっぱいです。私は現在は広報の担当でHPなどに力を入れています。あざみ野がもっと発展してほしい思いもありますし、今の住みやすい環境づくりをこれからも守っていきたいですね。

 

さいごに

 

 今回は「サント薬局」さんにお邪魔させていただきました。会話の中から溢れ出る人柄の良さと商品の質の高さ、入りやすい雰囲気づくりのために作成したキャラクター…。
 まさに唯一無二な存在だと感じました。お客様と向き合う、お客さまを第一に。と考えている姿がとても魅力的でした。
 今回は貴重なお時間の中、快く取材を受けてくださり本当にありがとうございました。

 

株式会社 食創科学

店舗名 横浜漢方サント薬局
住所 神奈川県横浜市青葉区あざみ野2-9-2
電話番号 フリーダイヤル:0120-045-310/ TEL:045-902-5511
営業時間 10:00~19:00
定休日 毎週日曜日・祝日・祭日
URL https://045310.com/

 

【取材日時】2022年4月20日(水) 11:00~13:00
【取材場所】サント薬局
【インタビュイー】株式会社 食創科学 代表取締役 山浦様
【インタビュアー】天本・青木

 

『Meets アオバ』 produced by 東急SレイエスFC

 
 本サイトは、フットサルから始める育成モデルでフットボールの可能性を追求するサッカーとフットサルの総合型フットボールクラブである「東急SレイエスFC」が運営しております。
 
 青葉区という街をホームタウンにするならば、誰よりも青葉区という街を知っているべきでありますし、また青葉区という街の魅力をフットボールクラブが発信していきたい。
 
 そんな想いで、2022年から始まりました。

おすすめ記事

グルメ

くらし

イベント・特集